現在、おうち保育園は東京都内・仙台市内に17園、みんなのみらいをつくる保育園は東京都内に2園あります。(2018年2月現在)
今回は、おうち保育園・みんなのみらいをつくる保育園の園長8名にフローレンスの保育園について、「園の先生にはどんな人がいるの?」「行事ってどう進めてるの?」と、ざっくばらんに語り合ってもらった様子をご紹介します!
【園長プロフィール】
松澤:前職は保育園補助。
2011年度に病児保育スタッフ(こどもレスキュー隊員)として入社。
2015年におうち保育園に異動し、園長に就任。
(>>病児保育こどもレスキュー隊員についてはこちら)
柿崎:前職はグループ型の保育ママ。
2015年度に入社し、おうち保育園 園長に就任。
永野:前職はホテルマン。
2010年度におうち保育園保育スタッフとして入社し、2017年度におうち保育園 園長に就任。
打浪:前職は事務職。
2014年度事務職兼保育スタッフとして入社し、2017年度におうち保育園 園長に就任。
元木:5年ほど幼稚園に勤務後10年近くいろいろな職を経験。
2014年度にシフトスタッフ(複数園の保育ヘルプを行うパートタイムスタッフ)として入社し、その後フルタイムスタッフに。
2017年度におうち保育園 園長に就任。
成川:前職は幼稚園教諭。子育てを経て、2010年度におうち保育園の保育パートスタッフとして入社。
その後、フルタイムスタッフとなり、おうち保育園の園長に就任。
2017年度からはみんなのみらいをつくる保育園 園長に。
長崎:保育士として他法人の保育園に勤務後、事務職も経験。
2010年度におうち保育園 保育スタッフとして入社し、2017年度におうち保育園 園長就任。
横山:前職は幼稚園教諭。
2010年病児保育スタッフ(こどもレスキュー隊員)として入社し、2012年度、結婚のタイミングでおうち保育園に異動後、園長就任。
■「おうち」と「みんつく」の個性豊かな先生たち
―おうち保育園やみんなのみらいをつくる保育園のスタッフにはどんな経歴のスタッフがいますか?
永野:私の前職はホテルマンです。あと園のスタッフでは銀行員の人もいたかな。
横山:ごみ収集のお兄さんをやっていた方がいます。
松澤:うちの園は人材派遣会社勤務だった人がいますね。
元木:私の園では、たぶん1番私の経歴が飛んでるかな?
前職はカメラマンをやったり、着付師をやっていました。
永野:え?着付けの先生なの?
元木:はい、着付けの先生をやっていました(笑)
成川:日本代表の女子サッカーのチームの通訳や翻訳者をやっていた人もいるし、いろいろですね。
全員:お~!
成川:以前お掃除専門のハウスキーパーをやっていた人はいろいろ気づいてくれたりしてますね。
元木:私の園の元歯科助手さんは歯科検診で活躍してくれたりしますね。
歯科検診の時、子どもの体勢をとるのがすごく上手なんです。
―保育以外のお仕事経験がある方も多いんですね。
想像以上に多種多様でびっくりしました。
打浪:最初は別の保育園に勤めてたけど、どうも勤務先がしっくりこなかったから別の仕事に転職したっていう人もいますね。でも「やっぱり保育がしたい!」という気持ちが強くって、おうち保育園に来て保育の仕事に戻ってきたみたいです。
―園にいろんな子どもちがいることとと同じように、先生たちも個性豊かでいろんな先生がいるんですね。
■園長が感じる「小規模保育ならではなこと」
ーおうち保育園は園児の定員が19人以下の小規模保育を行っていますが、これは小規模保育ならではだな、と思うことはありますか?
元木:保育の仕事を離れたあと、もう一度保育現場に復帰するにあたって、「あれもこれもどうしよう」と不安が大きかったのですが、心強い仲間がいるということをとても感じます。
先生たちのチームワークというか、みんなでフォローし合って保育をしているなと思います。
成川:小規模保育は、スタッフも子どもも親しくなるのが早い気がしますね。
ちなみに、みんつく(注:みんなのみらいをつくる保育園の愛称)も、おうち保育園よりは大きい園だけど、東雲園は定員が54名なので手厚い感じがします。
慣れてきたら、状況によってはちょっと保育を抜けて、事務仕事したりできるのも、いいことですね。
あとはあれかな、園児と密に接しているから本当に園児のことが可愛くなりすぎちゃう(笑)
私もおうち保育園にいた時代に、2年半受け持った子が卒園するときには辛くなっちゃいました。
柿崎:子どもだけじゃなくて、保護者の方とも密ですよね。
3年間園にいた子のお母さんから「ここ(おうち保育園)から去らなきゃ行けないのがつらいです。」と言われこともあります。
成川:そうだよね。
お母さんが、子どもが園で寝る時にシーツ代わりにするタオルを出して、涙を拭いている姿があったり。
全員:(笑)
成川:保護者の方がそういうふうに園を身近に感じてくれてるのは嬉しいですね。
「園長先生」って最初は呼んでくださっていたお父さんが、気がついたら「なり先生」と名前で呼んでくださるようになったのも、本当にうれしいし。
長崎:私も、新しい先生には「子どもへ手厚いってことよりも、保護者の方との距離が近いことが小規模の魅力だし、それが醍醐味だよ」って伝えているかな。
お父さんやお母さんと近いのは醍醐味だと思うよ。
保護者さんに言っていただいた言葉が、私の人生の糧になっていたりします。
私は子どもを育ててないから、保育士としての目線でしか子どもを見れていなかったけど、おうち保育園にきて、改めて「親の目線ってこうなんだ」と気付けたこともあって。お父さんお母さんに教えてもらった感じかな。それは1番大きい。
成川:宝物・・・いのちを預かっているっていう感じがありますね。
永野:私は大人数の前で喋るのがすごく苦手でなんですけど、少人数だと先生も限られてて、意見がいいやすいですね。
スタッフ全員の意見が見えることもいいかなと思います。
なんかこう、後ろに隠れなくていい、みたいな。
長崎:スタッフ同士で毎日話せるタイミングもあるもんね。
打浪:「今日この子がこんなことができたんです」っていうささやかなことも、すぐみんなに共有できるのもいいですね。
みんなで「やったね!」と喜べるのも少人数ならではで嬉しいなと思います。
成川:そうですね。トイレに行って、初めておトイレでできたんです!っていうのも、すぐ園内で聞こえるから。
全員:(笑)
打浪:そうそう、みんな見に行くよね(笑)
長崎:他には、調理の先生との連携がすぐとれるのもいいかもしれない。みんなで育ててる感じ。
横山:調理の先生が、料理を作っている人の目線で「もうちょっと刻みが大きそうでも大丈夫そうね」と見てもらえるのもすごくいいなと思います。安心ですよね。
成川:1歳児になったら普通食じゃないとだめ、ではなくて、園児本人のペースにあわせてあげられるのもいいですね。
横山:人数が少ないから、先生たち一人ひとりのカラーが際立ってて、個性とか。
何もやらなくて済むっていう先生もいないし、みんなで力を合わせてやっている感じがすごくありますよね。事務も保育も行事も。
みんなが輝ける場があるから、いてくれてありがとうということをどの先生に対しても思います。
成川:年度の後半にすごくやりやすいなと感じられたときに、一人ひとりのありがたみが分かりますね。
松澤:新卒入社の先生たちに、なぜ小規模の保育園を選んだかを聞くと、実習に行ったとき規模の大きい保育園で嫌な思いをしたという意見が結構多かったんですよね。
大規模園は自分には合わないと思うって小規模園にしたって。
小規模園はきつく言う人はいない気がします。フローレンスだからですかね(笑)
成川:大きい園で大勢の中のひとりっていうのは、入ったばかりだと不安なのかもしれないですね。
昔々を思い出してみたらみたらそんな気がしました。
松澤:全体の雰囲気がやさしいというか、みんなで育てよう気持ちがある先生が多い感じですよね。
厳しく教えたろうという先生はいないですし。
全員:(笑)
―小規模保育ならでは、ということも、フローレンスならではかもしれないことも出てきましたね(笑)
(後半に続く)
「おうち」「みんつく」の園長たちのざっくばらんな座談会はいかがでしたでしょうか。
後半では、各園の行事の進め方や、「おうち」「みんつく」で働きたいと考えている方向けのメッセージをご紹介します。
次回もお楽しみに!
>>(後半)教えて!園長先生「おうち」&「みんつく」の行事の裏話
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