特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が行っている子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・空間・サービス・研究活動などを顕彰する「第12回キッズデザイン賞(※)」の「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」において、
おうち保育園・みんなのみらいをつくる保育園の運営団体の認定NPO法人フローレンスは、株式会社日比野設計+幼児の城、株式会社KIDS DESIGN LABOと共に賞を拝受いたしました。
受賞したのは、「すべての親子に保育の光を」をコンセプトにつくられた、健常児、障害児、病児、すべての子どもが保育を受けることができる日本初の保育複合施設「おやこ基地シブヤ」です。
こちらの「おやこ基地シブヤ」には「みんなのみらいをつくる保育園初台」のほか、障害児保育園ヘレン、病児保育室フローレンス初台、マーガレットこどもクリニック(小児科クリニック)があります。
子どもにとって、居心地がよく、楽しく遊べる「ひみつ基地」に、親子にとって安心して過ごせる「安全基地」になってほしい 、そんな思いを込めて「おやこ基地」という名前をつけました。
日本で初めての複合型の保育施設をつくるにあたり、多様な子ども達の創造力やコミュニケーションを最大限に引き出すシンプルでありながら温かいデザイン、障害児と健常児が自由に行き来できる空間づくり、個々の個性や気持ちを大切できるように細かな配慮で設計施工を提案していただきいました。
おやこ基地シブヤの詳細はこちらをご覧ください:https://oyako.florence.or.jp/
■多様性を持った子どもたちが共に育つ環境/インクルーシブ保育の推進
フローレンスでは、多様性を持った子どもたちが共に育つ環境を推進しています。
安全性に配慮した上で、お散歩やプール、イベントなどの活動時に意識的に関わりの時間を設け、子ども達の心身の成長を促し、互いの多様性を柔軟に尊重する人間性の基礎を育みます。
今回キッズデザイン賞を受賞した「おやこ基地シブヤ」にある初台園に限らず、みんなのみらいをつくる保育園/おうち保育園と、「障害児保育園ヘレン」の併設運営は、すがも園・東雲園でも実施しています。
そのほか、おうち保育園でも「障害児訪問保育アニー」(1対1の障害児保育を行う居宅訪問型保育事業)との交流保育を通じて、障害児との日常的な関わりの機会を持っています。
これからも、子どもたちの相手を思いやる心・多様性を受け止める心を育む保育を実施していきます。
(※)
キッズデザイン大賞概要
【主 催】特定非営利活動法人キッズデザイン協議会
【後 援】 経済産業省、内閣府、消費者庁
【webサイト】https://kidsdesignaward.jp/
【概 要】キッズデザイン賞は、子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・空間・ サービス・活動・研究を対象とする顕彰制度です。 キッズデザイン賞は、「子どもたちが安全に暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊 かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・空 間・サービス・活動・研究の中から優れた作品を選び、広く社会に発信していくこと を目的に創設されました。 子ども用にデザインされたものはもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、 子どもや子育てに配慮されたデザインであればすべてが対象となります。 キッズデザイン賞を受賞した作品には「キッズデザインマーク」をつけることが認め られ、販売促進活動や広報活動などで、その成果を広く社会にアピールすることがで きます。
※キッズデザイン賞での「子ども」の対象は、0~15歳までを指します。
【受賞部門】
《子どもたちを産み育てやすいデザイン》
子どもや子育てに関わる人々に寄与する製品、建築・空間、サービス、活動、研究など。 妊娠・出産・子育てに関わる人が利用する製品、建築・空間、サービス、活動、研究において、 安全かつ楽しく育児に取り組める工夫がなされたもの。保育園、学校、自治体、地域などで利用されるも のも含む。また、子育て期の男女が、育児や仕事、地域との交流などに積極的に参加するための新たな発 想、工夫、手法があるもの。