こどもたちが毎日あたりまえのように食べている給食。
けれど、その一食がこどもたちのもとに届くまでには、調理スタッフや農家さんなど、さまざまな人の手が関わっています。

食べることは、命をいただくこと。
こどもたちにも身近に感じてほしいという思いから、みんなのみらいをつくる保育園初台では、数年前から、こどもたちの目の前で魚をさばく食育を行っています。

 

普段は切り身で目にすることが多い魚ですが、実際の魚を見て、こどもたちからは、さまざまな声があがりました。
今回はその食育の様子をお伝えします。

「いただきます」
「ごはんは大事に食べようね」

こうした言葉を、保育士がこどもたちに伝える場面は、日常の中で多くあります。

しかし、魚が生きている姿から、店頭に並ぶ切り身になるまでの過程を、実際に目にする機会は多くありません。 

こどもたちと対話をしながら見せることで、食べることや命をいただくことを、より身近に感じてもらいたい。
そんな思いから続けている取り組みです。
 

▼前日
今年は、給食でも食べている魚「ブリ」をさばくことに決まりました。
前日に、4・5歳児の幼児クラスのこどもたちが、片道約20分かかる少し遠くのスーパーまで、ブリを買いに行きました。

「どのくらいの大きさだろう」
「どうやってわたされるんだろう」
ワクワクしながら向かうこどもたち。

魚屋さんが用意してくれたブリは大きく、みんなで持ってみると重くて驚きと感動の歓声があがりました。

▼当日
今回ブリを捌いてくれたのは、当園の栄養士のパートナーです。
普段は大量調理の仕事に携わり、趣味の釣りを通して魚をさばくことにも慣れています。

前日に買った魚を目の前に持ってくると、その大きさに驚きの声が上がりました。

ところが、ここで小さな問題が!

出世魚であるブリは、大きさによって名前が変わります。80センチ以上であればブリですが、測ってみると……
なんと70センチ。
70センチは「ワラサ」でした。それでも4キロを超える大きさに、こどもたちは大盛り上がりです。

魚の部位を紹介しながら、お腹に包丁を入れていきます。

「みんなと同じように、魚にも心臓や胃、腸などがあって生きているんだよ」と話しながら、捌いていきました。※普段なかなか見る機会がない内蔵

立ち上る生臭い匂いに、
「くさい〜」
「変な匂い」
と声を上げる子もいます。

 じっと見つめる子や、「こわい」「いたい」と感じながら見ている子。

解体が終わると、魚を観察する時間が来ました。
普段はなかなか触れる機会のない魚に、積極的に触ったり匂いを嗅いだりして、笑顔で楽しむ姿がある一方、遠くから眺めて少し怖がっている子もいました。

いよいよ給食の時間です。
捌いた魚はブリ大根に、あらはみそ汁に。調理スタッフが丁寧に仕上げてくれました。

解体のときには怖がっていた子も、給食の時間になると、
「おいしい!」
「おかわりする!」
とうれしそうな表情で食べています。スタッフも一緒に味わい、改めて魚のおいしさに感動しました。

今日のブリの解体ショーについて、こどもたちに感想を聞くと、
「切る時はかわいそうだったけど、おいしかった」
「歯がザラザラだった」
「おいしかったけど、触ったらつるつる」
「いつも保育園で食べている魚は骨がないけど、なんで?」
「ブリは本気を出すと車くらい速いよ」
など、さまざまな声があがりました。

さばくときは「かわいそう」「こわい」という声が多く聞かれましたが、給食の時間になると「おいしい」と喜んでいました。

味だけでなく、触感や見た目、匂いなど、どれも体験の中から生まれたこどもたちの声です。

▼まとめ

ブリの解体を通して、こどもたちにも命をいただくということが、より伝わったと感じます。
怖いと感じることも、かわいそうと思うことも、おいしいと喜ぶことも、すべてが大切な経験です。

これからも、食べることは命をいただくこと、そしてそこにはたくさんの人が関わっていることを、こどもたちと一緒に考えていきたいと思います。

フローレンスの保育園ではシチズンシップ保育を実践し、サークルタイムや感情カードなどを通して、「自分の気持ちを伝える」「対話する」ことを日々積み重ねています。
こうした日々の取り組みは、給食のバイキングの時間にも、こどもたちの行動として自然に表れています。

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