今の日本のこどもたちは「心が満たされている」と感じる度合いが低い、ということをご存知でしょうか?

ユニセフが2020年9月3日に発表した報告書『レポートカード16』によると、 OECDやEUに加盟する41ヶ国を対象に行われた「先進国の子どもの幸福度ランキング」調査の結果、日本は精神的健康 37位/身体的健康1位/スキル27位という結果でした。

わたしたちは、自分の決めた未来を歩んでいると心から言えるのでしょうか?学校、会社、地域社会といったさまざまな場面で、社会の中で決められたルールや方針に従って、与えられたレールの上を歩んできたのかもしれません。もちろん、それが必ずしも悪いことではありません。

しかし、その結果にわたしたちは本当に満足し、幸せを感じているのでしょうか。この結果は、誰かが作ってくれた未来が、わたしたちにとって「望ましい未来」とは限らないと考えています。

未来は、誰かが与えてくれるものではなく、わたしたち自身が創っていくものです。自分たちの進む道の舵を他人に任せるのではなく、自らの手で握ることが、幸福感につながるのではないでしょうか。それは、自分で考え、選択し、決定するというプロセスを経てこそ得られるものです。

フローレンスが運営する保育園では、「みんなの未来をつくることに自ら参加し、貢献し、そして楽しむ心を育む」ことを保育理念に掲げ、それらを伸ばす保育を「シチズンシップ保育」と呼び、実践しています。

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