おうち保育園かしわぎでは、「しその葉っぱの色水遊び」と「しそジュース」作りをしました。
食育の一環として身近な季節の食材を使って、直接触れて遊ぶことをしています。今回のしそは、プランターに種をまき、子どもたちと水やりをしながら育ててきました。
前日にすくすくと育ったしそを収穫し、子どもたちと話をして「しそジュース」を作ることにしました。当日は、朝からジュースを作ることがわかっているので、子どもたちのテンションはすでにあがっています。
しそジュース作りから始めました。まずは、しそを茹でていきます。鍋とIHをアクリル板で囲って先生が茹でる様子をみんなでみました。
茹でる前は、紫だった葉っぱが茹でたら緑色に変わるのを、子どもたちは驚いた様子で見守っていました。葉っぱを茹でることに興味のない子は、茹でずに残っていた葉っぱの匂いを嗅いで「くさいねー」と言っていました。
茹でたしそ葉の粗熱を取っている間に、実験を行いました。
あらかじめ実験用に茹でておいた葉っぱと残りの茹で汁をクリアコップにいれて、2歳児みんなに渡しました。さらに、重曹とレモン汁も一緒に配りました。
先生が「重曹とレモン汁をいれるとどうなるのかな?」と話しながら、コップに入れてみました。レモン汁を入れるとピンク色になり、重曹を入れると青色に変色します。
その一連の作業を全て子どもたちに任せました。いつもなら「ここまでね」とか「あと3回だよ」とか声をかけるのですが、今回は入れたいだけ入れ、混ぜたいだけ混ぜて子どもたちが満足のいくまでやってもらうことにしました。
すると、重曹をたくさんいれるとモコモコと泡が立ったり、全部混ぜたら茶色になったりと、レモン汁や重曹を少しだけいれたときには分からなかった色の変化を感じました。子どもたちが満足するまで行ったので、2歳児でも1時間も集中して取り組んでいました。
最初に1人が泡が立ったら、真似したい子がでてきました。どうしたら泡が立つのかを子どもたちは、やりながら考え、実践し思い思いの実験をしていました。泡だけではなく「私は紫を作りたい!」と決めている子もいて、全体を通して自分たちがやりたいことを決めてできたことが印象的でした。
1歳児や0歳児には、ビニール袋に茹でたしその葉を入れて、そこにレモン汁や重曹をいれて袋の上からもみもみしました。袋の上からもみもみすると色が変わります。「あかになった!」と言って楽しんでいました。
そうこうしている間に、冷めたしそを使ってのジュース作りです。茹でたしその葉をザルにおいて、それをマッシャーでこします。2歳児は8人いて、みんながやりたいので「10回ずつ交換しよう!」と話し、先生が数を数えて10になったら交代です。
交代したときも、集中していて力が抜けちゃう子や、逆に力いっぱいやる子、「先生は手伝わないで!」と耳をふさぎ「先生は数えないで!」と拒否する子とさまざまでした。自分でやりたい気持ちが言葉と表情に出てとても素敵な場面でした。
こうして作ったしそジュースは、前日から楽しみにしていたこともあり、子どもたちには大好評!みんなきれいに飲み干していました。
先生にとってもリベンジ
実は昨年もしそジュース作りを行いました。そのときに、アルカリ性のことをしっかり調べられておらず、去年はあまり色の変化が見られませんでした。そして、子どもたちにやらせてあげるのではなく、先生自ら実験をして見せるというスタイルをとっていました。そのときの子どもたちの反応がいまいちだったのでもっと何か出来たはず…と、先生はずっと気がかりだったそうです。
この1年間にシチズンシップ保育の理解がさらに深まり「子どもたちを信頼してやってみよう」と、今年は子どもたちに実験をまるごと預けることにし、おかげで大成功。子どもたちみんなが目をキラキラさせながら夢中で実験を楽しんでいました。
保育園では子どもだけではなく、先生も日々成長しています。お互いに刺激をうけながら、ひとりひとりと向き合って日々の保育を行っています。
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