みんなのみらいをつくる保育園東雲（以下、みんつく東雲）に時折現れる「イケイケさん」。
イケイケさんが現れると、いつもよりちょっぴり新鮮な折り紙講座が始まります。
今回は、そんな「イケイケさん」誕生の裏側をご紹介します。
挑戦するきっかけ作り
みなさんは不得意なものはありますか？私はたくさんあります。
特に折り紙は小さい時にきれいに折れなかったり、よくわからない折り方で途中で諦めてしまったり。そんな経験から自然と苦手意識が生まれ、保育士になるまで折り紙に触れてもきませんでした。
ある日の夕方、5歳児の子どもと一緒に折り紙をして遊んでいるときに、何気なく折った始めの一折目の三角が綺麗に折れて、すごく嬉しかったのです。衝撃的でした。ずっと不得意で専門学校の授業でも逃げて課題すら終わらせなかった折り紙。そんな私に、初めて折り紙に対してポジティブな気持ちが芽生えました。
その日から、「もしかしたら同じような気持ちの子どもがいるのかもしれない」と考えるようになり、どうやったら「やってみたい！」という気持ちになるか考えて、思いついたのがイケイケさんというキャラクターでした。私がイケイケさんというキャラクターになることで、私自身も子どもたちと折り紙を楽しみ、一緒に成長していきたいと思いました。キャラクターになりきることで、「おもしろそう」「なにするんだろ？」と興味を持ってもらえると考えました。
企画して初めて「イケイケさん」をする日に作ったものは、同じ形のパーツを何個か作って合体させると作品になる、ユニット折り紙という技法で作る箱でした。子どもたちも興味を持ち一緒につくることができ、折り紙に挑戦するきっかけ作りは大成功。
参加した子どもが参加していない子どもたちに「こんなことがあってこんなものを作ったんだよ」と同じように子どもたちから子どもたちに教える姿があり、多くの子どもたちにきっかけを提供することが出来ました。
うまくできる必要はないですし、好きではないことは必ずしも好きになる必要はないと思います。ただ、好きになる可能性を秘めているのに気づけないことはもったいないと思います。そんな子どもたちに、これからも折り紙だけではなく様々な事で挑戦するきっかけ作りを出来たらなと思います。今ではシロシロさんというお友だちも増えました。
（左がシロシロさん、右がイケイケさん）
次回、『苦手なことへの挑戦。ダイエット編』でお会いしましょう。
イケイケさんは、スタッフ自身の経験と「好きになる可能性を秘めている様々なことに、挑戦してもらいたい！」という思いから誕生しました。
みんつく東雲では、スタッフ自身も日々様々なことに挑戦しています。
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●みんなにみらいをつくる保育園東雲
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0-2歳児の子どもたちのための小規模な保育園です。園名には、「おうちにいるような安心感を感じられ、子どもたちにとっての第２のおうちになりたい」という願いが込められています。
（東京都 江東区／台東区／品川区／豊島区／中野区／杉並区／渋谷区／宮城県 仙台市）
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（東京都 江東区／渋谷区）