未だに猛威を奮い、第3波も心配されている新型コロナウイルス。これから冬が近づいてくるとインフルエンザの流行も危惧されます。みんなのみらいをつくる保育園東雲(以下、「みんつく東雲」)でも、大人は消毒や換気に努め、園児たちも自身を守るために手洗いうがいに励んでいます。
しかし、それだけでは負けてしまうかもしれないと思い、身体を鍛えたり、新しい技や自分の記録に挑戦したりと、日々運動に励む子たちがいます。今回はそんな子どもたちを中心に、みんつく東雲つくる組の「体育」について紹介します。
つくる組に通うのは、3~5歳児の子どもたち。身体を思い切り動かすとなると、広い場所の確保が必要です。体育館のようなホール・広い園庭、現在のみんつく東雲にはそのどちらもありません。思い切り走りたいときには近所の公園や広場に行かなければなりません。もちろん晴れの日には外の気持ちいい風を感じながら走ることができますが、雨の日や風の日、特に今年は夏の熱中症指数が高い日、年度始めの自粛期間中には思うように外に出られないなど、様々な理由に制限されてしまうこともありました。
しかし、つくる組はやりたい気持ちをそう簡単には諦めません。お部屋で遊ぶ子たちにも協力してもらい、テーブルや椅子を壁に寄せて、動けるスペースを確保すれば、準備体操・ダンス・体幹ゲーム・障害物競走・借り物競争・綱引き大会・相撲大会なども十分にできます。始めは参加せずに他の遊びをしていた子たちも、盛り上がる雰囲気に誘われて途中参加したり、勝敗の行方を見守ったり。まるで運動会のような熱気に包まれます。
話し合ってルールを決め、チームを組んで協力し、勝利の喜びや敗北の悔しさを味わう。お互いの頑張りを称え合う頃には、もうみんな汗びっしょりです。
(↑相撲大会の様子。優勝したら先生と勝負!周りで遊んでいた子も集まってきます)
つくる組の体育は、「みんなで楽しむ」「チームで協力」だけではありません。「自分とのたたかい」「新しい挑戦」をする姿も見られます。
つくる組の玄関には「できるようになったよ!」の文言と共に園児の写真と記録が飾られています。それぞれが新しい技や自己記録の更新に挑戦し、文字通り「できるようになった」と感じた時に先生たちに報告し貼ってもらっています。自分の頑張りに対する達成感を得たり、自ら保護者に紹介して次への自信へ繋げたりしています。昨年度の卒園児の記録も保育室内に貼っており、「〇〇ちゃんより縄跳び跳べるようになりたい!」「〇〇くんと同じことが出来るようになりたい」とチャレンジする気持ちも刺激しています。
また、挑戦する園児だけでなく、それを応援する園児や手伝う園児も増えてきました。
相撲大会をする時には、自ら行司を買って出てくれる子がいます。誰かが大縄跳びの練習をするときには、縄を回す子やその回数を数えてホワイトボードに記録する子がいます。マット運動を練習をしている4・5歳児を遠目で見ながら、「出来るようになったらあげるんだ」と言って折り紙でいろんな形のメダルを作っていた3歳児もいました。
あまり身体を動かすことが好きではない子、外に出るよりお部屋で遊ぶことが好きな子も、お部屋の中や自分たちの見える場所でこのような挑戦をしていると、「なにしてるんだろう?」「やってみようかな」という気持ちも生まれてきます。
つくる組の体育は運動をしている子だけが主役ではありません。その場にいるみんながいつの間にか参加している。みんながいろんな気持ちを持ったり相手の気持ちを思ったり次の遊びに繋がったり。みんなで体の「外側」も「内側」も育んでいます。
園の様子をのぞきませんか?園見学随時受付中です
フローレンスの保育園では、入園を検討されている方向けの園見学を随時実施しています。
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●みんなにみらいをつくる保育園東雲
最寄り駅:東雲駅・辰巳駅
電話番号:03-6380-7421
〜フローレンスの保育園 各園情報〜
★おうち保育園
0-2歳児の子どもたちのための小規模な保育園です。園名には、「おうちにいるような安心感を感じられ、子どもたちにとっての第2のおうちになりたい」という願いが込められています。
(東京都 江東区/台東区/品川区/豊島区/中野区/杉並区/渋谷区/宮城県 仙台市)
★みんなのみらいをつくる保育園
0-5歳児の子どもたちのための認可保育所です。園名には、「”みんなのみらいをつくる人”に育ってほしい」という願いが込められています。
(東京都 江東区/渋谷区)