※昨年度の活動です。
みんなのみらいをつくる保育園東雲では、「目の前で本物のお魚をさばいてもらい、食べる」という「お魚さばき」の食育活動を行いました!
今回、「お魚の食育をやろう!」となったのには、様々な背景があります。
1つは、日頃の活動の中で、海の生き物の図鑑を見たり、釣り竿を作って釣りに行くこともあり、子どもたちの中にはお魚に興味がある子が多くいたこと。
もう1つの背景としては、以前の活動で魚を扱ったときには、さばかれた状態を見ることができなかったという出来事からでした。
その出来事から、
「さばかれている状態を見たり、売っているところを見に行ったり…お魚についてもっと知る機会があるといいね」
「自分たちが魚を食べることができるようになるまで、こんなに時間がかかって、お魚を売る人だけでなく、いろいろな人が関わってくれているんだよ、ということを届けたいね」
というスタッフの思いもあり、今回の「お魚さばき」の食育活動を行うことになりました!
今回の食育で扱う魚は「鯛」です。
当日の朝、豊洲市場で栄養士が購入した新鮮なお魚です。
朝から見慣れない発泡スチロールの箱に、子どもたちは興味しんしん。
お魚をさばき始める前に、実際にさばく予定の魚を観察しました。
今回の食育活動には、園児のIくんのお父さんにご協力いただきました。
普段、Iくんのお父さんは新鮮なお魚を扱うお仕事をされています。
子どもたちは、栄養士から今回購入したお魚について最初に説明を受け、今日の鯛はどこからやってきたか、どんなお魚屋さんから購入をしたのかを聞きました。
今回の鯛は、はるばる鹿児島県からやってきたお魚でした!
(黄緑色の部分がみんなが住んでいる東京都。お魚は紫色の鹿児島県から来たよ、というお話をしました。)
準備をしたあとは、鯛の登場です。
登場した瞬間には、子どもたちから「オー!!」「本物だ!」と歓声があがりました!
魚をさばくための道具も、見やすように並べてくださいました。
「ここが背ビレ・胸ビレ。腹ビレもあります」
「ここが鋭いので、怪我をしやすいんです」
「これがウロコですね。この向きでとるんですよ」
と、魚をさばく工程の中で、魚の特徴も教わりました。
とれたウロコはこちら。
3尾の魚から、こんなにたくさんのウロコがとれました!
お魚から骨を取り除いたあとは、魚の様々な部位を近くで見たり、嗅いでみたり。
1つ1つのパーツをよく見ると、「へ~こんなふうになってるんだ」となんだか不思議な気持ちになりますね。
「エラにもトゲトゲがついている」「卵が出てきた!」という新しい発見があった園児もいたようです。
近くに寄って見てみると、磯の香りも感じることができました。
今回さばいていただいた鯛は、給食と一緒に「焼き魚」と「あら汁」としてみんなでおいしくいただきました。
特にあら汁は好評で、「(魚の身が)何も入っていないのに、魚の味がしておいしい!」という声も。
Iくんのお父さん、ありがとうございました!
みんなのみらいをつくる保育園東雲では、保育園の生活の中でも「本物」を見たり、触れたり、体験することを大切にしています。
そのような経験で生まれた刺激は、子どもたちの「やってみたい!」「なぜ?どうして?」を育み、さらに豊かな経験につながっていくのではないでしょうか。
今後も、身近な本物を感じられる機会を子どもたちと一緒につくっていきたいと思います。
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