そら豆の皮をむいて楽しそうにしているお子さん

小さなお子さんがいるご家庭では特に、偏食や、食への関心が薄いお子さんへの対応に悩んでいるケースも多いのではないでしょうか。
特に栄養素豊富な野菜は、お子さんに食べて欲しい食材の一つ。
けれども野菜は色や形、ニオイや味も様々なので、お子さんの好き嫌いも別れやすい食材です。

苦手な食材を食べるように無理強いしても、お子さんの味の好みを急に変えることはなかなか難しいかもしれません。まずはお子さんに「野菜の魅力は、食べるだけではない」のだと、知ってもらうことから始めてみてはいかがでしょうか。

本日は、おうち時間中にお子さんと気楽に取り組める、食育活動をご紹介します!

withコロナの中での子育ては大変な面も多くあるかと思いますが、皆で工夫し、お子さんと一緒に楽しみを見出しながら、乗り切っていきましょう!

そら豆の皮を真剣にむいているお子さん

◎まずは気楽に、野菜に触れることから始めてみよう!

そら豆の中ってどうなっているのかな?
わくわくしながらサヤをむいてみると、大きなお豆が出てきました!
サヤの内側は、ふかふかの白い毛に覆われていて触り心地も抜群です。
初めて見たそら豆の中身に、子どもたちは驚いたり、笑顔でお友だちと見せ合いっこをしたりと、盛り上がりました。

そら豆のニオイを嗅いでいるお子さん

どんなニオイがするかな?
見て触れて、楽しい! と感じることが食育の第一歩です。

玉ねぎのニオイに顔をしかめるお子さん

他の野菜はどうかな?
玉ねぎ、ピーマン、パプリカなどを切って、まずはニオイを子どもたちに嗅いでもらいます。このニオイはちょっと苦手かも……と、顔をしかめるお子さんも。

でも、切ったお野菜の断面に絵の具をつけて、紙にペタッ! とスタンプを押してみると、子どもたちは大はしゃぎ。
自分から苦手な野菜を手に持って、野菜スタンプを楽しみました。

野菜スタンプを楽しむお子さん

野菜や果物はどうやって育つのかな? を体験してもらうため、おうち保育園・仙台の各園では野菜や果物も育てています。

毎日お子さん自身が水やりを行うことで、自分が育てる植物への愛着も形成されますし、何より収穫時の喜びも、何倍にも膨れ上がります!
サトイモやイチゴを育てている様子

※一部、2020年度以前の写真が含まれます

品種にもよりますが、春(4~6月頃)には可愛らしいイチゴが実り、秋(11月頃)には大きなサトイモも収穫の時期!
苗から大切に育てた野菜が無事に育って、子どもたちも大喜びです。
トマト・きゅうり・ナスなど、初心者にも育てやすい野菜や果物もあるので、気軽にプランターで育てられます。

特におうち保育園・木町どおりの先生がおすすめする野菜は「ミニ大根」!
栽培も比較的簡単で、収穫の時は「おおきなかぶ」の絵本と一緒に「うんとこしょ、どっこいしょ!」の掛け声で、大根を引き抜く体験を楽しめますよ♪

子どもたちが仲良く寝転がってポーズを取っている写真

◎おうち保育園の食育活動は、子どもたちの「生きる力」を養います

「食べる」ということは、人間が生命活動を維持していく上でとても大切なこと。「食べる力」は「生きる力」に直結します。

そこでおうち保育園では、提供するご飯の栄養バランスを考えることはもちろんのこと、保育園での食育の指針を、以下のように定めて食育活動に取り組んでいます。

<目標>
子どもたちが食体験を深め、『生きる力』にする

<食の4つの基本>
①食べる喜びや楽しさを感じ、食への意欲をもつ
②食べ物や食に携わる人への、感謝の気持ちをもつ
③食体験を重ね、探求心を持って自ら食に関わる
④食を通じて、一緒に食べる人への思いやりの気持ちをもつ

食べることへの「喜び」や「楽しむ心」を子どもたちに持って欲しい。そして、食べることを「好き」になってほしい――。
そんな想いで食育活動を実施しています。

◎入園申込みのご案内

おうち保育園・仙台では、子どもたちの食育活動にも率先して取り組んでいます。
入園申し込みの詳細は、こちらをご覧ください。
もっとおうち保育園の様子をご覧になりたい方は、インスタグラムをご覧くださいね。