「これから、げんきまつりをはじめます!みんなでげんきにがんばります!」
みんなのみらいをつくる保育園東雲のつくる組(3-5歳児クラス)の元気いっぱいな選手宣誓で始まったげんきまつり!
今年は、おうち保育園(しののめ・とよす・門前仲町)と4月に開園したみんなのみらいをつくる保育園東雲の4園合同での開催となりました。
“げんきまつり”という名前ですが、中身は運動会!みんなで元気いっぱいお祭りのように、にぎやかに楽しもうという思いから、ネーミングはげんきまつりになりました。
当日は、各園のカラーを決め(ピンク・水色・赤・緑&白)、その色のものを身に付けて参加しました。
保護者の方たちにも「ぜひご一緒に、園カラーのものを身に付けてご参加ください!」とお声がけすると、家族おそろいのコーディネートの方もいて、会場内はいっそうカラフルに!各園カラーが集まって、それぞれの団結が強まったように見えました。
保育士は指示せず、子どもたち自身が決める
みんなのみらいをつくる保育園は「指示も、命令もしない」子ども主体の新しい保育に取り組んでいます。お散歩に行くか、園内で遊ぶかも子どもたちが自ら決めています。
“げんきまつり”の本番で、選手宣誓を体育館いっぱいに響くような大きな声で言えた子どもたち。
実は、選手宣誓をするかどうかも、一人ひとり、自分で決めました。
選手宣誓を「言いたい子は言う、言いたくない子は言わなくてもいいよ、でも、言いたくなったら一緒に言おう!」と声を掛け合いました。
本番は堂々としていましたが、練習を始めた頃は、口の中でモゴモゴ、隣の友だちを見て照れ隠しで笑ってみたり、セリフは分かっているのになかなか大きな声を出せませんでした。
みんなのみらいをつくる保育園では、毎日、サークルタイムという時間を設けて、みんなで輪になって、対話をしています。
サークルタイムで担任が、「間違ってもいいんだよ!恥ずかしくても、声に出してみたら恥ずかしくないかもしれないよ?」「みんな一緒だからね」と話していくと、少しずつ大きな声を出せる子が増えていきました。
ご近所さんも巻き込んだ事前準備
大きな声を出せるようになったら、誰かに聞いてもらいたいものです。
そこで、子どもたちが思いついたのが「ご近所の京成バスのおじさんに聞いてもらおう!」ということでした。これも、大人が指示をしたのではなく、子どもたちが自ら考えたことです。
普段からバス見学をさせてもらうなど、何かとお世話になっている京成バス。駐車場に着くと、みんなやる気満々!
園に残っていた子どもたちが、窓を開けてお友達を見守っていると、バスのおじさんの前にみんなが並ぶ姿が見えました。
すると、「これから、げんきまつりをはじめます・・・!みんなでげんきにがんばります!」と、園舎まで元気な声が聞こえてきました。
その流れで、斜め向かいの佃煮屋さんと都営バスのバス停にいたおばさんたちにも聞いてもらい、これで度胸はしっかりつきました!
そして、本番では一人ひとりが大きな声で選手宣誓を行うことができました。
飾り付けの役割分担も、子どもたちが決める
本番で掲げていた看板や万国旗も、3~5歳児クラスのつくる組の手作りです。看板をつくる係も自分たちで決めました。
みんなのみらいをつくる保育園では、子どもたちが世界の国々に興味を持てるように、保育の活動を工夫したり、保育室内にいろいろな国の国旗を貼っています。
万国旗をつくる時は、日頃身近に感じている国旗だからこそ、さらに楽しんで活動ができているように感じました。
クレヨンや色鉛筆で塗っている時には友だちと一緒の国旗にしたり、自分の好きな国旗を選んで楽しそうに塗り、「見てみてー!」と見せ合ったり、「先生、ここ、とても上手でしょ?」ときれいに塗れたことを嬉しそうに報告してくれました。
いろんな園のお友達と、にぎやかな運動会を実施
いよいよ、待ちに待った本番!
競技前の準備体操は、「ブルブルブルドック」です。みんなでブルブル、0歳児のお友だちも保護者の皆さんと一緒に♪ブルブル~と揺れてキャッキャッと楽しそう。
みんなで身体を動かして、会場の雰囲気がなごやかになり、ワイワイガヤガヤ、いよいよげんきまつりが始まりました!
最初の競技は、「ダンシング玉入れ」です。エビカニクスでダンシング!曲が止まったら玉入れ!「エビ、カニ!」のポーズも決まり、スタッフが持って逃げる手作り箱を「まてー」と追いかける姿は、とても可愛らしかったです。
曲が進むにつれて、保護者の皆さんも一緒に踊って、最後は100個のカラーボールを全部入れて「やったー!」と拍手でおわりました。
2つ目の競技は、「借り物レース」です。お父さん・お母さんと一緒に跳び箱やトンネルの障害物を越えると、そこにはたくさんのカラフルなカードが!好きな色のカードをめくると、「丸いもの」「しましまなもの」「ピンクいろのもの」さまざまなお題が……
「ちょっと、かーしーてー!」の合言葉で、自分の園のみんなに呼びかけると、一斉に保護者のみなさんが、荷物やお子さんの着ているもの中から探す姿には、一体感がありました(笑)
「あるよー!」「どうぞー!」の声で受け取った子どもたちはニッコニコで本当に嬉しそうでした。
最後は、みんな大好き「バナナなの」の体操をし、1時間半ほどのげんきまつりは、最後まで笑顔に包まれ、元気いっぱいなイベントとなりました。
これからも、おうち保育園、みんなのみらいをつくる保育園では、保護者や地域の皆さんと一緒に子どもたちを育んでいきます。
現在、みんなのみらいをつくる保育園では、園児を募集しています。園の場所は、江東区東雲と渋谷区初台。江東区や渋谷区にお住まいの方は、ぜひ入園をご検討ください。