農業生産組織「耕不尽(こうふじん)」さんの畑にお邪魔して、さつまいも掘りを行いました。このイベントは、おうち保育園の「ほいくえん子ども食堂」のこども宅食支援の一環として、自分の手で食材を収穫できる体験をお届けできればと実施しました。協力してくださった「耕不尽」さんは、ほいくえん子ども食堂に野菜やお米を支援してくださっている農家さんです。今回はそのご縁で実現することができました。
お忙しい中、耕不尽の佐々木さんと三浦さんがアテンドしてくれました。お二人に、なぜ今回さつまいも掘りをさせてくださったのか、お話を聞いたところ「子ども食堂との野菜のやり取りのなかで、おうち保育園は庭が狭くてプランターで野菜を育てているのをみました。子ども食堂のほうでも、コロナ禍でなかなかイベントができない状況をみてきて、農家として食材を渡すだけではなくて、農家がどんな人で、畑ではどんな風に野菜が生えているのかをぜひ直接みてもらいたいと思いました」と語ってくださいました。
当日は朝から雨模様でしたが、芋掘り開始のときには雨が止んで無事に開催することができました。はじまりの挨拶で耕不尽の三浦さんは「農家は天気を受け入れてなんぼ、なんで雨がふるのか!とは言えない。それをどうにもできないので、全てを受け入れて仕事をしていく。それも全て含めて自然を相手にすることだということを子どもたちに伝えたいと思った」と語りました。
寒さとぬかるみがありましたが、こどもたちはなんのその。夢中で芋を掘っていました。
掘っても、掘ってもあんまり出てこないところもあれば、掘れば掘るほどわんさかでてくるところ、雨水を含んだ粘土質の土なので、重くネットリした土でしたがみんな笑顔で掘り進めていました。
寒かったはずなのに、夢中でほって身体はぽかぽか。たくさんのさつまいもを収穫しました。また、耕不尽さんのご厚意で人参も掘らせていただきました。
最後はみんなで集合写真をパチリ。寒かったからと、蒸したてのじゃがいもを差し入れしてくださいました。自然の甘みが身体に染み渡りました。
今回のさつまいもは「シルクスイート」という種類です。農家ならではのおいしい食べ方を聞いたところ、ポイントを教えてくださったので紹介します。
ポイント1
掘ったらすぐ食べる。何日も寝かせなくて良い。
ただし、今回のように濡れた土が付着しているときは乾燥させること。
ポイント2
美味しいのはやはりシンプルな調理
焼き芋、ふかし芋がおすすめ。芋はじっくり加熱することで糖度が増す。
ポイント3
こどもが好きな調理法で
さつまいもでポテトチップスもおすすめ
とのことでした。
農業生産組織 耕不尽(こうふじん)
柴田郡川崎町で10ha(およそ東京ドーム2.5個分)の広大な土地に、人参やねぎ、大根などおよそ20種類ほどの野菜を栽培。主に生協等のスーパーに卸している。農薬の使用基準などを厳しく設定して育てているので、お子さんにも安心安全の食物を提供している。
ほいくえん子ども食堂よりお知らせ
近々、コロナ対応緊急支援として仙台こども宅食緊急支援を実施します。現在、新型コロナウイルスオミクロン株が猛威を振るうなか、休校や休園が相次いでいます。
ご家の負担も高まっていることを受け、実施にむけて準備をしています。
申し込み等は、また後日HPやSNSでお知らせしますのでチェックしてください。