フローレンスの保育園では、季節の食材に触れること、料理を作る人と関わることなどを通して、食への関心を高める食育活動を行っています。
今回は、おうち保育園南ながさきの食育活動をご紹介します。

南ながさき園の食育活動のご紹介 ~南ながさき 園長より~

散歩先で見つけた家庭菜園、保育園でもやってみたい

散歩先で見つけた家庭菜園の野菜を見て子どもたちから「あれなに?」「おおきくなってる!」という発言が頻繁に聞かれるようになりました。
ある日の散歩中、足を止め菜園を見入っている子どもたち。
先生から「じゃあ、保育園でもやってみる?」という提案に「やる!」と目をキラキラさせた子どもたちからのお返事が。
そうして、南ながさきに大根のだいちゃんがやってきました。

大根さんの命名ミーティング

大根のだいちゃんの名前は、最初から先生がつけていた名前ではありません。
種をまいた直後に、先生と2歳児クラスの子どもたちで大切な大根さんの名前を決める子どもミーティングを行いました。
「大根さんの名前は何にする?」の問いかけに
「だいこんちゃん!」「だいくん!」「だいちゃん!」
いろいろな名前のアイディアが生まれました。

「まだ2歳児なのに」ではなく、2歳児なりに主張がある。思いがある。
毎日そう信じて子どもたちに寄り添う保育を実践している担任の先生がファシリテーターとなり、子どもたち同士でどんな名前がいいかな?と問いかけながら大切な大根さんの名前を決めました。
大根さんは「だいちゃん」と命名され、毎日お水をあげたり、おおきくなぁれ!と声をかけたり、大切な南ながさきの仲間になっただいちゃん。
さてどんな成長をとげていくのでしょうか。

保護者の皆さんからも愛されていて、「毎日の水やりは誰がするの?って聞いています」「子どもが保育園に行きたくないと言った朝にだいちゃんに会いに行こうと言うと笑顔で登園できました」というエピソードを教えてくださいました。
すっかり保護者からも南ながさきの一員と認められているだいちゃんです。

だいちゃんの成長記録

「あっ!!なんかある!」月曜の朝に水をあげながら変化に気づいたお友達。
先生が「これは芽だよ」と言うと「めぇ???」と不思議そうな表情。
しかし「芽」という名前を知ったお友達は0歳児、1歳児のお友達に「これは芽だよ」と指差しながら教えてあげる姿が見られるようになりました。
南ながさきの子どもたちはだいちゃんに釘付けです。
また、子どもたちにわかりやすいようにだいちゃんの成長記録を壁に貼っています。
先生から先週と今日の違いを説明されると1歳クラスの子どもたちも興味津々です。

給食の様子にも変化が

だいちゃんが南ながさきの仲間になり、給食の様子が少し変わってきました。
先生から食材に大根が使われていることを聞いた子どもたち。
「これはだいちゃんだ!ピカピカする!!」と大根を食べました。
給食に大根が出ると「だいちゃんがいる!」と子どもたちから先生に教えてくれるようにもなり、最近では食材に興味を持ち、給食を見て「これなあに??」と質問をすることが増えています。

だいちゃんを育てていくことで成長していく子どもたち、これからどんな発見をしてどんな成長をしていくのでしょうか。
本当に楽しみです!


(南ながさき 園長)


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