大切なお子さんを預ける保育園、どんな保育園だったらいいなと思いますか?

現在途中入園児を募集しているおうち保育園こうとう台(仙台市青葉区)は、働く親の受け皿としてだけでなく、「地域のセーフティネット」として機能したいという想いから、インクルーシブ保育や子ども食堂などを実施している保育園です。

この記事では園長先生はじめ、おうち保育園こうとう台の先生方の「子どもたちみんなに開かれた保育園にしたい」という想いを詳しくお伝えしたいと思います。今まさに保育園を探している方、この記事を読んでぜひ検討してみませんか?

おうち保育園こうとう台の特徴①インクルーシブ保育

女の子二人が楽しそうに笑っている

今回、おうち保育園こうとう台を紹介するにあたり、園長の相澤先生にお話を聞きました。そこでこうとう台の特徴として真っ先にお話ししてくださったのが、「インクルーシブ保育」です。

相澤園長「おうち保育園こうとう台では、他の園から入園をお断りされたという障害のあるお子さんを、“一時預かり”としてお預かりしています。うちは認可保育園なので、自治体が『集団保育可能』と判断しないとお子さんをお預かりすることができないのですが、ご相談があったお子さんはその判断がもらえなかったケースで、通常の入園は叶いませんでした。それでも、ご家庭の事情もありお母様は就労を諦めたくないとのこと。その想いに応えたくて、どうしたらできるかと考えました。先生方や事務局の皆さんの協力もあり、一時預かりでなら継続的にお預かりできる、ということになったんです。」

「通園するようになってからは、その子の成長や周りの変化を都度感じています。誰も教えていないのに、お友達の存在に気づいてからは自分からお友達に手を伸ばしたり、お友達はその子と同じ姿勢で、同じ目線で遊ぼうとしたり、とか。そういうところを見ていると、家とは違う集団の場で過ごすことってとても意味があることだなって思います。『子どもはみんな子どもの中で育つ』と私は思っているので、障害があってもなくても、国籍が違っても、みんなが同年代のお子さんと関わるような社会になったらいいなって。そのための一歩として、うちでできることを考えて、やっていきたいんです。」

インクルーシブ保育について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事へ。

おうち保育園こうとう台の特徴②モデル事業「未就園児の定期預かり」

おうち保育園こうとう台では、今年からこども誰でも通園制度(仮称)のモデル事業も始まりました。普段保育所などに通っていないご家庭のお子さんを対象に、週1〜2日の定期的な預かりをする、というものです。

モデル事業について詳しくはこちらの記事

相澤園長「モデル事業を利用してうちに来てくださった方の中には、『私の都合でこの子を預けていいのか……申し訳ない気持ちもあります。』と仰る親御さんもいらっしゃいました。でも、お迎えに来たときにお子さんがとても楽しそうに遊んでいたところを見て、気持ちが楽になったそうです。うちに来てくれれば、先生たち、精一杯楽しませてくれますから!親御さんが与えてくれる愛情も大事ですけど、先生やお友達と様々な経験を積むことで、利用するお子さんにもプラスになっていると思います」

おうち保育園こうとう台の特徴③子ども食堂

女性と子どもが一緒に楽しそうにご飯を食べている

おうち保育園こうとう台では、地域の子どもたちとのつながりを作りたいという想いから、子ども食堂も定期的に開催しています。

 

相澤園長「子ども食堂をすることで、うちの園に通っていない子どもでも、直接会ってお話しすること、触れ合うことで私たちが気づいてあげられることもありました。たとえば、発達がゆるやかな子かな?と思うお子さんが来てくれたことがあったんです。その子の様子を見てて、『家族だけで見るよりも、保育園という環境でできることがあるんじゃないか』と先生方からお話が出て、実際に入園してもらえることになり、しっかり関われることになりました。自園の子どもだけじゃなく、地域の子どもとつながることで、親御さんだけで抱えていた問題について一緒に考える機会にもなると思っています。

セーフティネットとしての保育園でありたい

最後に相澤園長が仰っていたのは、「保育園が親子にとってのセーフティーネットになりたい」という想いです。

相澤園長「親の就労の有無や、子どもの障害の有無に関わらず、子どもは子どもとして、同年代の子と過ごす場や、先生たちと遊んだりかわいがってもらったり思いを受け止めてもらえたりする場としての保育園でありたいと思っています。家で親子の時間を持つことはもちろん大事、でも、集団生活で子ども同士の関わりや先生との関わりで得られるものもたくさんあるので。子どもたちにとっても、この時期にいろんな子と過ごすことで、『社会にはいろんな人がいる、その中で暮らしていく。』ということを知れるし、今後の基礎になってくれるんじゃないかと思います。『どんな子でも、子どもは子どもの中で育つ』という揺るぎない信念を持って、これからも様々な活動を通して様々な親子と関わっていきたいです。」

どんな子どもでも、どんな事情があっても、保育園でできることを一緒に考える。そんな熱い想いの園長先生と、その想いが浸透し現場で実践している先生がいるおうち保育園こうとう台。一度見に来て直接お話を聞いてみませんか?


★年度内入園可能です!
2023年10月1日現在、1名入園募集受付中です。
ご見学希望受付中。お気軽に園へご連絡ください!

おうち保育園こうとう台HP

※おうち保育園こうとう台は、2024年3月31日をもって閉園予定でしたが、2024年4月1日より同じ園舎にて、株式会社リアリノに園運営を引き継ぐこととなりました。現在0歳児~1歳児の方も、進級してそのままご利用いただけます。株式会社リアリノの「りありのきっず仙台錦町公園」へもご見学案内可能ですので、お気軽にご連絡ください。

※フローレンスのおうち保育園木町どおり(小規模認可保育所)、おうち保育園かしわぎ(企業主導型保育所)は来年度も運営予定です。来年度に向けた入園見学も受付中ですので、お気軽にお問い合わせください。

おうち保育園木町どおりHP

おうち保育園かしわぎHP