8月のある日、事務局スタッフ新入社員の松崎が、おうち保育園かしわぎで保育実習を行いました。私は保育園に子どもを預けた経験はありましたが、実際に園児たちは1日どんなことをしているのかはなんとなくでしかわかっていませんでした。今回は普段預けているお子さんたちがどのように過ごしているか松崎目線でお伝えしたいと思います。

子育て経験があるとはいえ、いざ実習となると初対面の子どもたちに受け入れてもらえるか、不安な気持ちで向かいました。かしわぎの扉を開いてすぐに迎えてくれたのは、聖母のような柔らかい雰囲気のみまこ先生でした。初対面にも関わらず「せんせーーー!」と、私が抱きつきたくなってしまうほど温かい雰囲気をまとっている先生です。第一印象通り、優しく今日の流れや設備などを教えてくれました。

松崎にはこのように見えました(イメージです)

しそジュース作り体験中

この日子どもたちは、「しそジュース作り」をしていました。おうち保育園では、毎日がイベントのように楽しめる工夫がされているようです。夏祭りや遠足のような保護者参加型の大きな行事だけではなく、日々の保育の中で「旬」のものを使った遊びを取り入れています。
今回はなぜしそジュース作りをしたのか先生に聞いてみると、季節の食材でしそをつんで、茹でて潰して、ジュースにして飲むまでの工程が見えるので食育の一貫ということ。子どもたちは色水遊びやジュース遊びが好きなので、自然のものでも色がでるのを遊びながら食や自然を体感してくれたらいいなと選んだそうです。

子どもたちがアクリル板に囲まれた鍋をわくわくしながら見守っている

しそジュースづくりは、しそを茹でる作業からはじまりました。子どもたちがうっかり手をだしてやけどをしないように、アクリル板で鍋を囲い密にならないようにグループに分けて作業を見守りました。ゆでて冷ましたしそを触って、匂いを嗅いで、潰してジュース作りを楽しみました。匂いを嗅いだ子どもたちは、「くさい」と言う子もいれば興味深そうにする子どももいて反応はさまざまでした。

茹でたしそを冷ましてから子どもたち触って触感を確かめている様子

 

いよいよメインイベント。2Lのペットボトルにいれたゆで汁にクエン酸を少しずついれます。するとあっという間に鮮やかな紫色へと変化しました。子どもたちは、不思議そうな顔をする子も、一瞬のことでなんだか分からなかった子もいて反応が面白かったです。

先生と一緒に茹でたしそを潰す作業

 

今回の目的は、絵の具を混ぜて色の変化を楽しむこと好きな子どもたちが、水の色の変化を実体験することで不思議に気づいてもらうことだったそうです。絵の具を混ぜてできる色の感じとの違いや、他の葉っぱをちぎったときの香りの違いなど、五感で感じ取ってもらえたのたということでした。
私や保育士たちは、しそジュースは香りや味に少し癖があるので、子どもたちは飲まないかなどうだろうねと話していたのですが、心配をよそにおかわりをする勢いで喜んで飲んでいました。やはり、自分たちで作ったものは、格別だったんでしょうね。

 

先生と一緒に茹でたしそを潰している。しそから出る色に興味津々の様子

あっという間に時間は過ぎて、お昼ごはんの時間。手を洗ってそれぞれ席につきます。この日の給食ではヨーグルトが人気で、みんな競うように食べていました。「しぇんしぇ~集まれーってしてぇ」と茶碗についているヨーグルトを集めてもらってきれいさっぱり食べている姿がとってもかわいかったです。

美味しい手作り給食に満足

食事のあとは、パジャマに着替えてお昼寝の準備。ひとりひとり着替えをしながら、少しおもちゃで遊びます。私もなんとか、子どもたちに快適なお昼寝をしてもらおうと寝るのを嫌がっていた子に「先生と一緒に寝ようよ~」と声をかけたら「一緒にねる~」と言ってくれたので、コットの隣に私も一緒に横たわりました。一緒に呼吸をそろえて眠ったふりをすると、我が子はすぐに眠ったのでその作戦をしようと思っていました。ところが「ねぇ!先生は寝ないんだよ!」といわれ、思わず笑ってしまいました。一緒に寝ると言ったら添い寝だと思っていたのに(笑)。子どもたちからすると、先生とは寝るのを見守ってくれる存在ということのようです。

保育士たちのサークルタイム

こどもたちが眠ると、先生方も交代でお昼ごはんを食べます。私もお昼休憩をいただいて保育士さんたちとおしゃべりを楽しんでいました。そのとき「サークルタイム始めます!」と声がかかり、休んでいた先生方も動きだしました。「松崎さんもどうぞ」と声をかけていただき、せっかくなので、参加させてもらうことにしました。

お昼寝中の子どもたちを見守りながら保育士たちがサークルタイム

サークルタイムとは5分~15分程度のショートミーティングのことです。
保育対応や午睡チェック等もあるため、参加できる先生方が集まって行います。最近では、幼稚園や小学校、プリスクールなどで取り入れられているようです。みんなで輪になって今日のメイン遊びの良かったところや反省点、子どもたちが昨日までできなかったのに今日できるようになったことや今興味があることなどを1人1分ずつ全員が話をします。この場にいた全員がそれぞれここがよかった、これは反省点だったとしっかりと端的にお話されていました。

この日はしそジュースづくりについて「アクリル板を使用して安全は守られたけれど、鍋の湯気で曇ってしまって見えにくかったかもしれない」、「アクリル板を置いたのは良かったと思う。でももっといい方法がないか考えてみたい」「臭いって反応している子もいたけど楽しそうに触っていたね」「しそジュースは飲めるかな?」などと話されていました。

誰も忖度をすることなく、感じたことを率直に話していてこの時間がすごくいいなと思いました。私にも順番が回ってきましたが、1分でまとめて何をどうはなしていいのか分からずあわあわして終わってしまいました。

保育士たちが子どもたちを見守りながらサークルタイムをしている様子

あとで園長先生に聞くと、サークルタイムは日々の出来事を忘れないうちに振り返り、こどもたちの成長を語り合うことで共有と対話ができ、自分の視点にない意見も聞けてお互いに伝えあえること、そして、明日の保育に活かすことを目的として行っているそうです。短時間で効率的に話し合いができ、わずかな時間でも毎日の積み重ねで膨大な時間になります。保育士たちも最初は、1分以内で自分の保育の視点や気づきを自分の言葉で話すのは難しそうにしているそうです。ですが、自分の意見を毎日話すことで、誰に対しても自分自身がどう考えているかを人に話せるようになっていくそうです。幼稚園などで取り入れられて話題になっているものですが、大人にも有効なようでした。

サークルタイムについてはこちら>>絶対にやりたかったサークルタイム

 

1日保育に参加してみて、子育てと保育は全く別のものだと思いました。先生方の360度見渡しているかのような視野の広さ、危険察知の速さ、それに対処する速さが素晴らしかったです。遊びを考えるにも、しっかりと目的をもって考えられていて日々の子育てにはない視点ばかりでした。園にいる全員の子どもたちに、我が子のような愛情をかけつつも客観的にいるスタンス。職人だなと思いました。

おうち保育園かしわぎでは園見学、入園申込み受付中です。
興味を持たれた方は、ぜひ園見学して実際どんな様子か肌で感じてきてください。

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