フローレンスの保育園での「栄養士」の仕事内容とは?

「栄養士」は、献立の作成や食材の発注、栄養素の計算など「食事の管理」をすることが仕事です。
では、フローレンスで働く栄養士はどんな想いを持ってどんな風に働いているのでしょうか?
採用担当がずばり聞いてみました!!

 

-まずは栄養士を目指したきっかけを教えてください!

大学時代はスポーツ栄養を学んでいましたが、高校時代に部活のマネージャーをやっていたことが大きく影響しています。
部活の合宿の際の献立を考えたり、食材を調達することもマネージャーとして対応していたのですが、学校の部活という領域の中では選手の食事管理も限界がありましたし、そもそもスポーツ栄養という分野があることも知りませんでした。

大学の進路を考え始めた時に、進路室で「栄養士」という仕事を見つけ、部活ではやり切ることができなかった、スポーツ選手を食事面で支える栄養士の仕事に興味を持ち、その道への進学を決めました。

大学ではさまざまな分野の栄養学に触れる機会があったのですが、中でも「災害栄養」という分野に次第に興味を持つようになりました。
そんな時、大学の先輩から東北の復興支援のボランティアに声をかけてもらい、「食を通して防災の大切さを伝える」という団体を立ち上げ、そこからは「災害×栄養」をテーマに勉強に励んでいました。

 

-「災害×栄養」という学びと経験をフローレンスの栄養士として活かせたことなどありますか?

団体を一から作り上げた経験はやはり活かされていると思います。
フローレンスでも、プロジェクトを立ち上げて仲間を集めて一から作り上げていくという経験をたくさんしましたが、「こういう人たちに声をかけた方がいいのではないか」「まずはこれをやった方がいいのではないか」など、調整の仕方や進め方などはその時の経験が存分に活かされていると思います。

また、いきなり大きいことをやるのではなく足元から地道に広げていくことが大事だということを当時一番の感じていたので、フローレンスでもいきなり外に対して発信するのではなく、まずは身近な調理スタッフさんを巻き込んでみるなど、スモールステップの積み重ねを大切にしています。

 

-では、早速フローレンスの栄養士のお仕事内容について詳しく聞かせてください!

調理に入る日と入らない日の一例をご紹介しますね。

【調理に入る日の例】

08:00調理スタート
11:00昼食提供、休憩
13:30おやつ調理
15:00調理業務終了、おやつの片付けは先生たちが対応
15:30メールチェック、献立チェック、園巡回のスケジュール調整など
17:00勤務終了

 

【調理に入らない日の例】
調理に入らない日のお仕事は多岐に渡りますが、それがやりがいにつながっています!

07:30とよす園に出勤、メールチェック
08:00担当エリア内の園を巡回、調理スタッフとコミュニケーションをとり、調理アドバイス等を行う
11:00とよす園に戻り昼食の様子をのぞきにいく、子どもたちとの交流!
12:00休憩
13:00献立作成、園巡回のスケジュール連絡、調理スタッフ向けの座学研修のe-learningコンテンツ作成など
15:00おやつの様子をのぞきにいく、子どもたちとの交流!
16:00献立確認や課題を検討するミーティングを実施
16:30勤務終了

 

-課題を共有するミーティングを実施されているということですが、例えばどんなことが課題だと感じていますか?

調理スタッフは調理室に入って1人でもくもくと作業していることが多いので、改めてコミュニケーションを見直していきたいと思っています。
調理集会といって年に2回調理スタッフが集まる場があるのですが、その機会を活用して「こういう時どうしてますか?」など、普段なかなか聞くことのできない小さな悩みを共有できる場を作っています。
今後は開催するタイミングや開催数を見直して、もっとコミュニケーションを取っていきたいと考えています!

 

-保育スタッフとの関わりはどうですか?

調理ヘルプに入っている時は、人数やアレルギー、果物の切り方など細かい確認があるので自然とコミュニケーションが取れています。

一方で調理ヘルプに入っていない日でも、園勤務している時は保育スタッフのミーティングに参加し、便秘気味のお子さんがいるなど子ども達の様子を把握したり、保育スタッフが抱えている悩みについて相談を受け、「食」という視点でアドバイスすることもあります。

また、食育の取り組みについてはできる限りどの園にも参加して、当日お手伝いをしたり、その様子を他園や本部にも共有したりしています。

栄養士は給食・栄養について指導するという立場になりがちですが、「一緒に保育現場を作っていくチームである」という意識で保育スタッフと関わりを持っています!

 

-「一緒に保育現場を作っていくチームである」というのがフローレンスの栄養士としての特徴だと思いますが、フローレンスへ入社を決めた理由は何ですか?

やはり「みんなの未来をつくることに自ら参加し、貢献し、そして楽しむ心を育む」という保育理念に共感したからです。
私自身も栄養士という職種にとらわれることなく、保育現場をつくる一員として経験を積んでいきたい!と強く思ったので、正直フローレンスで働くことしか考えていませんでした!

 

-入社後のギャップはなかったですか?

「調理ヘルプとしていろいろな園に行くことがある。フレキシブルな勤務に不安はない?」など、不安に思うであろうことを面接の中でストレートに聞いてくれたので、入社後のギャップはありませんでした。
また、自分がやりたいと手を挙げたことに対して、周りのメンバーも応援してくれる風土があり、栄養士という枠にとらわれず、さまざまなことにチャレンジできているという点でも、入社して良かったと実感しています。

 

-子どもたちに人気の献立や食育の取り組みはありますか?

昨年、みんなのみらいをつくる保育園東雲で魚をさばくところを子どもたちに見てもらったのですが、「本物を見ること」ってすごく大事だなと改めて感じました。
魚をさばいている時は「かわいそう・・・」「くさーい!」など、子どもたちの反応はさまざまでしたが、子どもたちみんなで経験したことで一体感も生まれ、達成感や納得感を子どもたちなりに感じながら、その後の食事も楽しんでいました。

こういった食の体験を積み重ねていくことは、子どもたちにとって良い経験となると思いますし、栄養士だけではなく、保育・調理スタッフ全員が一丸となって楽しみながら取り組んでいる環境も素敵だなと感じています。

大人が楽しんでいる姿を見ることは子どもたちの安心感にもつながりますし、楽しい場をみんなで経験するということはとても大事だと考えています!

 

フローレンスの保育園での「栄養士」のお仕事内容について、少しでも理解を深めていただけたら嬉しいです。

子どもたちとの日々の関わりや食育を通じて、豊かな食の体験の積み重ねをサポートするのが、栄養士の役目。でも、それは決して栄養士だけでできることではありません。

「一緒に保育現場を作っていくチームである」

フローレンスでの栄養士というお仕事は、「子ども達にとってより良いこと」を保育スタッフとと一緒に取り組んでいくことです!

 

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栄養士という枠にとらわれず、さまざまなことにチャレンジできるフローレンスの保育園で、「子ども達にとってより良いこと」は何か一緒に試行錯誤していきませんか?